大学に入ったら家を出る

実家の両親と折り合いが悪く、高校時代からずっと、 「大学に入ったら家を出る!」と決めていました。 無事大学受験に合格し、目標通りに一人暮らしを始めることができました。 今考えると、学費を両親に出してもらっていたのだから自立したいとか反発したりとか、 言える立場ではなかったのですが。まあ若かったので、いろいろと馬鹿なことをしました。 とにかく夢の一人暮らしを始め、まさに青春時代を過ごしたワンルームマンションの部屋は、 今でもよく夢に見ます。

一人暮らしをしてよかったこと、悪かったことはたくさんありますが、 ここでそれぞれ一つずつ思い出を紹介したいと思います。 よい思い出・・大学の近くに下宿したので、自分の部屋が友人の集まるたまり場になったこと。 夜昼問わず、誰彼となくやってきては勝手にごはんを食べたり、議論したり、宴会をしたり、 昼寝したり。泣いたり笑ったり、家出してきた友人を受け入れたり。 もちろん男女交際に関しては一線を引いていましたが、 そんな開放的な生活はまさにその時期にしかできない青春でした。

自分の家がたまり場になるような生活に耐えられない人もいると思いますが、 私はそんな環境が心地よかったし、社会に出てからも色あせない、 きらめくような思い出がたくさんできました。 大学で学んだことは、人と人とのつながりの大切さでした。

一人暮らしの悪い思い出といえば・・・ 当時住んでいたマンションには酔っぱらいのヤクザっぽい男性も住んでおり、 一度エレベーターで一緒になった時に、「お姉ちゃんかわいいね、遊ぼうよ」と迫ってこられ、 夢中で逃げたことがありました。 エレベーターから飛び出すと、「待ってよ~」と追いかけてくる気配がし、 自分の部屋に飛び込んで鍵をかけてからぶるぶる震えていました。 相手にしてみれば酔った勢いで軽く誘ったのかもしれませんが、 当時のナイーブだった私には恐怖の体験でした。

その後も、またその人に出くわすのではという恐怖で、 エレベーターに乗ったり部屋を出るのさえしばらく抵抗がありました。 特に女性の場合は、やはり何があってもおかしくはないので、 安易に一人暮らしをしたり、安いアパートに住むことは良くないと思います。